禁煙外来

禁煙外来とは

近年、改めて喫煙・副流煙による健康への悪影響が訴えられています。また、喫煙できる場所が少なくなったこともあり、禁煙をお考えの方が増えているようです。
禁煙外来では、禁煙補助薬を使って、希望する患者様の禁煙をサポートします。ただお薬を処方するだけでなく、治療開始前から十分なコミュニケーションをとり、不安になったとき・吸いたい気持ちが強くなったときにもしっかりと支えとなります。
禁煙にチャレンジしたけれど失敗した、初めて禁煙に挑戦するので一発ですっきりやめたいという方は、当院の禁煙外来にご相談ください。

なお、紙巻きタバコだけでなく、加熱式タバコも禁煙外来の対象となり、条件を満たせば同様に、治療は保険診療扱いとなります。

禁煙外来の成功率は60~80%

禁煙外来を受診した場合の禁煙成功率は、60~80%ほどです。ご自身の力のみで禁煙に挑戦した場合の成功率は約10%ですので、いかに禁煙外来の受診に意味があるかということが分かります。
医療機関に通いながら、医師と協力して取り組むことも、この成功率の高さの要因となっているものと思われます。

喫煙のリスク

タバコは身体によくない、ということは多くの方がご存じです。
では具体的に、どのようなリスクがあるのでしょうか。
喫煙している方は、喫煙していない方と比べて、以下のようなリスクを抱えていることになります。

  • 狭心症や心筋梗塞によって死亡する割合が、1.7~3倍になります
  • 脳梗塞や脳出血といった脳卒中になる割合が、2~3倍になります
  • 突然死に至る割合が、1.4~10倍になります。

禁煙外来で行う検査や治療

検査

ニコチン依存度テスト(TDS)、呼気中の一酸化炭素の測定などを行います。

診察

初診から2週間後、4週間後、8週間後、12週間後にご来院いただき、再診を行います。
呼気中の一酸化炭素の測定、禁煙補助薬の追加処方などを行います。
離脱症状が辛い、吸いたくなってしまった、続けられるか不安といったことがございましたら、遠慮なく医師にその旨をお伝えください。
不安を吐露するだけでも、楽になることがあります。また医師からは、禁煙を継続するためのアドバイスを行います。

禁煙補助薬

当院では、「ニコチネル」という貼り薬と、「チャンピックス」という飲み薬による治療を行っております。
どちらも、健康保険が適用されます。

ニコチネル(パッチ)

毎日1枚ずつ貼っていき、ニコチンを皮膚から吸収させることで、離脱症状を和らげます。
日数の経過に応じて、サイズの小さいのものへと切り替えていきます。

チャンピックス

チャンピックスは、飲むタイプの禁煙頬薬です。
1~3日目は0.5mg錠を1日1回、4~7日目は0.5mg錠を1日2回、8日目以降は1㎎錠を1日2回服用します。

禁煙補助薬を使用するメリット
  • 禁煙補助薬の中でも禁煙成功率が高い
  • 内服だけで済むため手軽
  • 喫煙に伴う満足感を抑える(不味く感じる)
  • 離脱症状を軽減する
  • 成分にニコチンが入っていない
禁煙補助薬を使用するデメリット
  • 吐き気、頭痛、便秘などの副作用が起こることがある
  • 車の運転、機械操縦などの職務についている場合には制限が生じる

禁煙外来は保険適用で受診できる?

禁煙外来における禁煙治療は、以下の条件を満たすことで健康保険が適用されます。

保険診療で禁煙外来を受けられる条件

  • ニコチン依存度テスト(TDS)で5点以上のスコア
  • すぐに禁煙することを希望している
  • 35歳以上の場合、1日の喫煙本数×喫煙年数が200以上(35歳未満の方は条件なし)
  • 医師から受けた禁煙治療の内容に対し、文書で同意している

ニコチン依存度テスト(TDS)

以下の10項目に「はい」か「いいえ」でお答えください。「はい」の数が、あなたのスコアです。

  1. 自分が吸うつもりであった本数よりも、ずっと多くタバコを吸ってしまうことがありますか?
  2. 禁煙、本数を減らすことを試みて、できなかったことがありますか?
  3. 禁煙、本数を減らすことを試みて、タバコが欲しくて欲しくてたまらなくなったことがありますか?
  4. 禁煙、本数を減らすことを試みたとき、次のような症状がありましたか?(イライラ、神経質、落ちつかない、集中しにくい、ゆううつ、頭痛、眠気、胃のむかつき、脈が遅い、手のふるえ、食欲増進・体重増加)
  5. 「④」で現れた症状を解消するため、またタバコを吸い始めたことがありますか?
  6. 重い病気にかかったとき、タバコは良くないと分かっているのに、吸ってしまったことがありますか?
  7. タバコのために自分に健康問題が起こっていると分かっていても、吸ってしまったことがありますか?
  8. タバコのために自分に精神的問題(喫煙に伴う神経質・不安・抗うつ)が起こっていると分かっていても、吸ってしまったことがありますか?
  9. 自分がタバコに依存していると感じたことがありますか?
  10. タバコが吸えない仕事・付き合いを避けることが何度かありましたか?

禁煙の離脱症状(禁断症状)と対処法

禁煙によって、少なからず離脱症状が現れます。それぞれに応じた対処法・乗り切るためのコツをご紹介します。
禁煙にチャンレンジしている方、禁煙を考えている方は参考にしてください。

離脱症状 対処法
タバコが吸いたい
  • タバコはもちろん、ライター、灰皿を処分する
  • 食後はすぐ席を立つ
  • 食後すぐ歯を磨く
  • 喫煙者の近くに行かない
  • 喫茶店、居酒屋、バーなどに行かない
  • 禁煙中であることをまわりに伝える
  • コーヒーを控える

※「吸いたい」という気持ちが生まれる隙間を作らないことが大切です。

集中できない
  • 禁煙開始1週間はできるだけ仕事を減らす
  • 家族と過ごす時間が増える長期休暇を利用して禁煙する(仕事ほど集中力を必要としない時間を過ごす)
イライラする
  • スポーツ、音楽・映画鑑賞、趣味などでリラックスする
頭痛
  • 深呼吸をする
  • 寝るときに少し足を高くする
眠れない
  • 日中に適度な運動をする
  • ぬるめのお風呂にゆっくり浸かる
  • 夜はカフェインを含む飲み物を避ける
眠気、倦怠感
  • 睡眠時間を十分に確保する
  • 30分ほどの短い昼寝をする
便秘
  • 意識的に水分を多くとる

禁煙外来の費用

項目 料金(3割負担の場合)
ニコチネル(パッチ) 13,000円前後(8週間分)
チャンピックス 20,000円前後(12週間分)
06-4391-1127 24時間WEB予約 Instagram トップへ戻る