「肥満外来」で医学的に正しい減量を
最近、「簡単に痩せられる」という広告を目にすることが増えましたが、医学的根拠が不明確な商品や、健康被害のリスクがあるものも少なくありません。
自己流の無理なダイエットは、体調不良やリバウンドの原因となることもあります。
AMAKATA CLINIC肥満外来では、患者様一人ひとりに合わせた無理のない減量プログラムをご提供します。
医学的エビデンスに基づいた安全で効果的な方法で、健康的な体重管理をサポートいたします。
当院では、まず生活習慣病の有無を含めた総合的な健康状態を評価いたします。
その上で、患者様の状態に応じて、食事・運動療法を基本としながら、必要に応じてお薬による治療も検討いたします。
GLP-1受容体作動薬などの治療薬については、2型糖尿病を合併している場合は保険適用となりますが、それ以外の場合は自費診療となります。
患者様のご希望と医学的な必要性を総合的に判断し、最適な治療法をご提案させていただきます。
なお、美容目的のみでの受診には対応しておらず、医学的に治療が必要と判断された場合に限り処方を行います。
保険診療・自費診療それぞれの適用条件については、診察時に詳しくご説明いたします。
健康的な体重管理でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
このような症状・体型でお悩みの方へ
当院の肥満外来では、以下のような医学的な問題を抱える方のサポートを行っています。
診療対象となる方
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健康診断で糖尿病や脂質異常症を指摘された
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BMI 25以上の肥満に該当する
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腹囲が男性85cm以上、女性90cm以上
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内臓脂肪の蓄積が気になる
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生活習慣病の改善が必要
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急激な体重増加がみられた
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自己流のダイエットでリバウンドを繰り返している
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運動習慣が定着しない
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医師・管理栄養士の専門的サポートを希望する
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肥満に関する適切な相談先を探している
上記以外でも、肥満に関連する健康上のお悩みがございましたら、お気軽にご相談ください。
肥満外来を受診できない方
受診対象外となるケース
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美容目的のみの減量希望
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医学的に問題のない体重での更なる減量希望
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極端な糖質制限など特定の方法のみを希望
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短期間での急激な減量を希望
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食事療法・運動療法への取り組み意思がない
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特定のサプリメントや健康食品の処方のみを希望
医学的な観点から、患者様の健康を第一に考えた診療を行っておりますことをご理解ください。
肥満外来が保険診療になる条件
BMI(ボディマス指数)は身長と体重から求められる肥満の指標となる数値です。計算式は[体重(kg)]÷[身長(m)]×[身長(m)]で表されます。
肥満であるかどうかの判断は見た目ではなく、上記の計算式によって導かれるBMIによって医学的な根拠を元に判断することで、適切な対応が可能です。
| BMI | 判定 |
|---|---|
| 18.5未満 | 低体重 |
| 18.5以上25未満 | 普通体重 |
| 25以上 30未満 | 肥満1度 |
| 30以上 35未満 | 肥満2度 |
| 35以上 40未満 | 肥満3度 |
| 40以上 | 肥満4度 |
肥満が招く主な病気について
肥満は、見た目の問題だけではなく、全身のさまざまな病気の原因となることがあります。
特に、お腹まわりに脂肪がたまる「内臓脂肪型肥満」は、多くの生活習慣病と深く関係しています。
生活習慣病のリスクが高まります
肥満になると、血糖値や血圧、脂質（コレステロール・中性脂肪）のバランスが崩れやすくなります。その結果、次のような病気を引き起こす可能性が高まります。
- 2型糖尿病
- 高血圧
- 脂質異常症
これらは自覚症状が少ないまま進行し、心臓や脳の重大な病気につながることがあります。
心臓や血管の病気につながります
肥満により動脈硬化が進むと、血管が狭くなったり詰まったりして、以下のような深刻な病気を引き起こすことがあります。
- 狭心症
- 心筋梗塞
- 脳梗塞・脳出血
これらは命に関わる重大な疾患のため、早めの予防が大切です。
肝臓への負担も大きくなります
肥満は脂肪肝の原因となり、放置すると「MASH（代謝異常関連脂肪肝炎）」へ進行することがあります。
さらに、肝硬変や肝がんにつながる可能性もあります。
その他の合併症
肥満は以下のようなさまざまなトラブルの原因にもなります。
- 睡眠時無呼吸症候群
- 膝や腰への負担増加（変形性関節症・腰痛）
- 胆石症
- 月経異常・不妊症
- がん（大腸がん、乳がん、子宮体がん など）のリスク上昇
体重を少し減らすだけでも改善が期待できます
体重を約5〜10％減らすだけでも、血糖値・血圧・脂質の数値が改善し、病気のリスクを下げることができます。
無理なダイエットではなく、継続できる食生活の改善と適度な運動が大切です。
気になる方は、お気軽にご相談ください。当院では、生活習慣のアドバイスから検査・治療まで、総合的にサポートいたします。
治療方法
食事療法
栄養バランスを保ちながら、適切なカロリーと塩分量を管理する治療法です。
特定の食べ物を禁止するのではなく、食事の質と量をコントロールすることが重要です。
多くの患者様から「思ったより続けやすい」というお声をいただいています。
食事療法のポイント
- 野菜から食べ始め、糖質は最後に摂る（ベジタブルファースト）
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ゆっくりよく噛んで食べる
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間食は控えめに
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食べ過ぎた時は食後1時間以内に軽い運動を
運動療法
ウォーキング、水泳、サイクリングなどの有酸素運動を中心に、継続可能な運動プログラムを組み立てます。
運動が苦手な方には、ストレッチやヨガもおすすめです。
日常生活で取り入れやすい運動
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階段を積極的に利用する
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一駅分歩く
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食後の散歩を習慣化する
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家事を活動的に行う
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早歩きを心がける
体重増加により体への負担が大きくなっているため、最初は軽い運動から始め、徐々に強度を上げていくことが大切です。
薬物療法
食事・運動療法で十分な効果が得られない場合に検討します。
GLP-1受容体作動薬
血糖値を下げ、食欲を抑制する効果があります。注射薬に加え、内服薬もご用意しています。
漢方薬
体質や症状に応じて、防風通聖散、大柴胡湯、防已黄耆湯などを処方します。
診療の流れ
1ご予約
完全予約制です。お電話またはWebからご予約ください。
2問診
現在の症状、服用中のお薬、既往歴などを詳しくお聞きします。お薬手帳や健康診断結果をお持ちください。
3検査
必要に応じて以下の検査を実施します。
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血液・尿検査
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心電図検査
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レントゲン・超音波検査
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身体測定
4治療開始
検査結果をもとに、最適な治療プランを作成し、定期的にフォローアップを行います。
お一人で悩まず、まずはご相談ください。
